2009年03月06日

ガソリン税から見えてきたこと・・・生島 小梅

 第二中学校の生島小梅さんが、税に関する作文を書いて、

 財団法人 日本税務協会会長賞を受賞しました。おめでとうございます。

 小梅さんは、「上嘉鉄魂」の編集委員の生島常範氏の娘さんです。

 この作文は、選択社会科の授業で社会科の佐藤先生と学んだ税の学習を通して書かれた作品です。「税に関する優秀作品集」という冊子の一番目に掲載されています。

 母校第二中学校の子どもたちは、頑張っています。しっかりした考えを持っていて感心します。

 次に紹介します。



   ガソリン税から見えてきたこと  

喜界町立 第二中学校
3年 生島 小梅
 「ガソリン暫定税率、存続か廃止か」

今年2月、国会で大きな話題になっていた。しかし、その時は意味が分からず、興味もなかった。

 むしろ、高速道路がなく、信号も一つしかない私たちの離島生活にはあまり関係のない話だと思っていた。

 ところが、3年生になり、選択社会科の授業でガソリン税について学習するうちに、私は身の回りの生活の仕組みについて広く考えるようになっていった。

 まず、「受益者負担」という原則。道路は車を利用する人が主に使うわけだから、ガソリンに税をかけ、その車を利用する人から集めたお金で道路を作ろうという考えには賛成だ。

 そういう意味では、集落の道路や公民館の草刈り等の奉仕作業が頭に浮かぶ。自分たちが使う地域の施設だから財政に頼らず、自分たちの力で美しくしていこうというのも「受益者負担」と同じことだと思った。

 そしてガソリン税は、「道路特定財源」といい、使い途が道路整備だけに限定されている。

 税の目的や使い道がはっきりしていることは、納税者の立場からすれば、納税しやすいように思える。

 しかし、今年3月、母と買い物をした帰りに聞いた話が気になる。継ぎ接ぎになっている道路や工事中の標識が立ち並ぶ路線をたくさん見つけた。

 その理由を尋ねると、「年度末は予算消化のための道路工事が多いらしい」

と母は教えてくれた。私は、無性に腹が立った。これこそ税金の無駄遣いではないのか。テレビのニュースで報道される無駄な道路整備事業を思いおこさずにはいられない。

 夏休み、先生に誘われて町議会の傍聴に行った。興味本位でついて行ったのだが、議会の真剣で鋭いやりとりに思わず息を飲んだ。

 町道の認定一つでも、工事期限の延長や区間について細かに議員が問いただしていた。
また、私たちが食べる給食加工業務の歳出が削減された理由についても答弁が行われていた。

 このような緊張感の中で私たちの税金の使い道が決められていると思うと、以前までの「税金の無駄遣い」という疑いは消え、むしろ頼もしい安心感が芽生えてきた。

 さらに、ガソリン税には、道路整備をますます促進するために「暫定税率」が上乗せされている。賛否両論ある中、私の意見としては、上乗せ分の税金を道路だけでなく。離島交通の補助にも使えるようにすべきだと思う。

 私の住んでいる喜界島では、ガソリン平均価格が全国平均よりも30円以上高い。その上、部活の遠征、眼科や産婦人科などの通院で船や飛行機を利用することも多い。

 税に思いやりの精神が生かされているならば、暫定税率を離島交通の補助にも役立ててほしい。

 このように、ガソリン税の学習を通して、今まで思いもしなかった身の回りの生活の仕組が見えてきた。今後も将来の納税者として、この学習で得た観察力をさらに磨きたい。




姉妹サイト『ウモーリよ!「結い」の島・喜界島』にガソリンに関する記事あり。

http://umooriyokikaijima.seesaa.net/article/112176305.html

   http://umooriyokikaijima.seesaa.net/article/114836786.html

posted by hathitu at 12:18| Comment(0) | 上嘉鉄魂 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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ガソリン税から見えてきたこと・・・生島 小梅

 第二中学校の生島小梅さんが、税に関する作文を書いて、

 財団法人 日本税務協会会長賞を受賞しました。おめでとうございます。

 小梅さんは、「上嘉鉄魂」の編集委員の生島常範氏の娘さんです。

 この作文は、選択社会科の授業で社会科の佐藤先生と学んだ税の学習を通して書かれた作品です。「税に関する優秀作品集」という冊子の一番目に掲載されています。

 母校第二中学校の子どもたちは、頑張っています。しっかりした考えを持っていて感心します。

 次に紹介します。



   ガソリン税から見えてきたこと  

喜界町立 第二中学校
3年 生島 小梅
 「ガソリン暫定税率、存続か廃止か」

今年2月、国会で大きな話題になっていた。しかし、その時は意味が分からず、興味もなかった。

 むしろ、高速道路がなく、信号も一つしかない私たちの離島生活にはあまり関係のない話だと思っていた。

 ところが、3年生になり、選択社会科の授業でガソリン税について学習するうちに、私は身の回りの生活の仕組みについて広く考えるようになっていった。

 まず、「受益者負担」という原則。道路は車を利用する人が主に使うわけだから、ガソリンに税をかけ、その車を利用する人から集めたお金で道路を作ろうという考えには賛成だ。

 そういう意味では、集落の道路や公民館の草刈り等の奉仕作業が頭に浮かぶ。自分たちが使う地域の施設だから財政に頼らず、自分たちの力で美しくしていこうというのも「受益者負担」と同じことだと思った。

 そしてガソリン税は、「道路特定財源」といい、使い途が道路整備だけに限定されている。

 税の目的や使い道がはっきりしていることは、納税者の立場からすれば、納税しやすいように思える。

 しかし、今年3月、母と買い物をした帰りに聞いた話が気になる。継ぎ接ぎになっている道路や工事中の標識が立ち並ぶ路線をたくさん見つけた。

 その理由を尋ねると、「年度末は予算消化のための道路工事が多いらしい」

と母は教えてくれた。私は、無性に腹が立った。これこそ税金の無駄遣いではないのか。テレビのニュースで報道される無駄な道路整備事業を思いおこさずにはいられない。

 夏休み、先生に誘われて町議会の傍聴に行った。興味本位でついて行ったのだが、議会の真剣で鋭いやりとりに思わず息を飲んだ。

 町道の認定一つでも、工事期限の延長や区間について細かに議員が問いただしていた。
また、私たちが食べる給食加工業務の歳出が削減された理由についても答弁が行われていた。

 このような緊張感の中で私たちの税金の使い道が決められていると思うと、以前までの「税金の無駄遣い」という疑いは消え、むしろ頼もしい安心感が芽生えてきた。

 さらに、ガソリン税には、道路整備をますます促進するために「暫定税率」が上乗せされている。賛否両論ある中、私の意見としては、上乗せ分の税金を道路だけでなく。離島交通の補助にも使えるようにすべきだと思う。

 私の住んでいる喜界島では、ガソリン平均価格が全国平均よりも30円以上高い。その上、部活の遠征、眼科や産婦人科などの通院で船や飛行機を利用することも多い。

 税に思いやりの精神が生かされているならば、暫定税率を離島交通の補助にも役立ててほしい。

 このように、ガソリン税の学習を通して、今まで思いもしなかった身の回りの生活の仕組が見えてきた。今後も将来の納税者として、この学習で得た観察力をさらに磨きたい。




姉妹サイト『ウモーリよ!「結い」の島・喜界島』にガソリンに関する記事あり。

http://umooriyokikaijima.seesaa.net/article/112176305.html

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